吉田ファームのブランド芋 「アイモ」誕生秘話

吉田ファーム

兵庫県加西市栄町(アイモ栽培地)

 

吉田 純

1952年生まれ66歳

奈良県生駒市在住

6年前にパナソニック㈱を定年退職

シムマヤジオ合同会社を設立

ジュニア野菜ソムリエ、初級食育アドバイザーの資格を持つ。

“アイモ”(さつまいも)を2015年に商標登録

 

ビジネスパーソンのセカンドキャリアとして農業を目指す

在職されていた企業では、家電製品とインターネットをつなぐものづくりをされていた吉田さん。

退職後は、大きく舵を切り替え、農業に挑戦されています。

なぜ農業なのか?を伺いながら、日本と世界の食糧問題について考えてみました。

(取材:金子)

 

世界を取り巻く食問題

(金子)何故、農業を始められたのですか?

(吉田)まず、食の量的問題があります。

世界的な人口増加で、食糧確保が必要とされる中、異常気象や環境悪化などで

供給不足となり、将来、飢餓が懸念されます。

特に、日本は食糧を輸入に頼っているので深刻です。

更に、食の質的問題。

農薬、遺伝子組み換えなど食の安全性が問われていますが、

生活習慣病や精神疾患など、食べ方からくる食育問題もあります。

 

近隣の田畑が太陽光パネルに変換

(吉田)兵庫県加西市の2haの土地を実家から譲りうけましたが、

この近辺には、田畑をやめて、売電のための太陽光パネル設置するところが増えてきたのです。

農業離れの実態を眼の前にしました。

 

さつまいもは世界に広める食物として最適

金子:何故さつまいもを栽培しようと考えられたのですか?

吉田:地層分析をすると、ここは、さつまいもやブドウの栽培に適しているのです。

さつまいもは、水やりの必要がなく、やせた土地でも育ちます。保存もききます。

エネルギーの高い炭水化物、そして、GI値の比較的低い「さつまいも」に注目しました。

 

金子:アイモ(愛芋)という名前ですが、新しい品種として作られたのですか?

吉田:いいえ、苗は普通のさつまいもです。

加西市のこの粘土質の強い土地に植え込み、無農薬、化学肥料は使わない、

限定栽培が「アイモ」たる所以です。

ほんのり甘く、奥行きのある味わいです。

苗を5~6月に植え付け、霜がふる前の10月までに収穫します。

 

まるでジャングル!を農地に開墾

吉田:2013年、雑草が生い茂っていた土地を重機で開墾するところから始まりました。

 

イノシシに食われ全滅

金子:昨年(2017年)は、イノシシに荒らされたそうですが・・・

吉田:はい、一晩で草も芋も全部やられました(笑)

フェンスは作っていたのですが、下から土を掘り、侵入したようです。

なので、今年は電気柵を設置しましたので、大丈夫だと思います。

 

さつまいもの食べ方

金子:今年はイノシシ対策も万全のようですね。

さて、収穫が今から楽しみですが、どんな食べ方がありますか?

吉田:もちろん、そのまま煮物や天ぷらなどのお料理に。

他にスイートポテト、羊羹もおいしいです。

うどんは研究段階ですが、喉越しがつるっとしています。

↓ さつまいもうどん

↓ さつまいも羊羹

 

市場での販売を目指して

吉田:今後は、生食や加工品として、市場での販売を目指しています。

アイモを全国だけでなく、世界に広げていきたいです。

 

音楽が作物に与える力

金子:吉田さんは、農業だけでなく、趣味も多彩で音楽もバンド活動をされているとか?

吉田:作物に音楽を聞かせることを実験的にやってみたいです。

美味しく成長し、害虫や病気にも強くなるかもしれない。

優しく声かけをするとか、生き物の心理、自然の摂理を追究してみたいですね。

 

金子:農業に興味はあるが、どうすればわからない人にアドバイスを

吉田:やるしか無い!まずは貸し農園でも良いので、自分で作ってみるところから始めて下さい。

収穫出来ると感動しますよ!

 

アスリートに伝えたいこと

金子:アスモッチの読者に向けて一言お願いします。

吉田:スポーツされる人は、運動しているから、カラダの変化がよくわかる。

食事で結果が違ってくることをよくご存じで、

その経験や知識を一般の方にも伝えていただくと良いのでは?

これからは、1人1人の個性に合った食の在り方が大切だと思います。

農業を通じて、知育、徳育、体育、そして食育を広めていきたいですね。

 

 

金子:「世界のアイモ」を楽しみに期待しています。

ご協力ありがとうございました。

 

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